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体位変換を2時間から4時間にするためのケアとは?

解説 浦田克美

東葛クリニック病院 皮膚・排泄ケア認定看護師

Figure question

褥瘡予防のために、2時間ごとの体位変換の必要性について、さまざまな検証がされています。
体位変換の実施間隔について、Q&A形式で確認していきましょう。


【目次】

※「Q2」以下の閲覧はログイン(登録無料)が必要です。


Q1 体位変換の間隔は、何時間が適切なの?

A1 4時間を超えないように行います。

体位変換の実施間隔についてのエビデンスには、以下3つがあります。

『褥瘡予防・管理ガイドライン 第3版』
粘弾性フォームマットレスを使用する場合には、体位変換間隔は、4時間を超えない範囲で行ってもよい

論文『体位変換の時間を2時間以上とした症例の検討』
2層式エアマットレスを使用し、同一体位、4時間までなら発赤なし5時間後では16人中8人に発赤あり

『褥瘡発生要因の抽出とその評価』(日本褥瘡学会学術教育委員会)』
画一的に2時間ごとに体位変換を計画するのではなく他のリスクの有無により体位変換間隔を短縮するなど個別に看護計画を立案することが推奨される」

つまり、外力をコントロールすることで、体位変換の実施間隔を最大4時間までにすることが可能だとしています。

今後、体位変換は「4時間を超えずに」行っていく傾向になることがうかがえます。

まずは目の前の患者さんの体位変換の間隔が、どれくらいなら適切か、「2時間ごと」でよいのか、疑問をもつことからはじめましょう。

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