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【連載】施設ナース・すみれのつれづれ日記

第11回 入居者からのプレゼント

執筆 はるのすみれ

看護師

編集 ナース専科編集部

月刊「ナース専科」編集部

2013 ns logo tate format rgb     03 min

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今回は、うれしかった入居者さんとのエピソードを紹介します。


毎日の生活の中でのプレゼント

介護施設で働いていると、数年のお付き合いになる入居者もいる。月日を重ねると、他人とは思えない親近感がわいてくる。その気持ちは、入居者も同じのようだ。

大雪の日のうれしいひとこと

その日は、大雪で交通がマヒしてしまった。

電車もバスも動かない状況で、「夜勤のスタッフが来ない」とスタッフがあわてていると、ウメさん(仮名)が私を「ちょっと、ちょっと」と手招きした。

こんなときに限って全くと思い、「何? どうしたの?」とつっけんどんに聞くと、耳もとでひそひそと話し始めた。「今日、電車止まって家に帰れなかったら、私の部屋に泊まっていいよ」と言ってくれた。

「ありがとうね。でもなんで内緒話なの?」と聞くと、「だってみんなは泊まれないだろう。看護婦さんにだけ声掛けたんだよ」と返事が返ってきた。

デイルームで真剣にニュースを見ていたが、そんなことを考えてたんだなあと思うとおかしくて、私を特別に思ってくれたことがとてもうれしかった。

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