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【連載】基礎からまなぶ血液ガス

第9回 「酸素解離曲線」を理解しよう

解説 南雲秀子

湘南厚木病院 看護師長/米国呼吸療法士(RRT) / 保健医療学修士(MHSc) 日本呼吸ケアネットワーク 理事

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血液ガス分析から得たい情報の一つである「酸素化」。

効率的なエネルギー代謝に欠かせない酸素がうまく体内に取り込まれているかどうかは、さまざまな疾患に影響を及ぼすため、きちんと評価できるようにすることが大切です。


PaO2値がわかればSaO2値は予測できる

O2の多くはヘモグロビンと結合することで運搬されます。

そして、その結合率は酸素分圧PaO2によって変化します。

まずはPaO2とSaO2がお互いにどのような関係にあるのかを理解することが大切です。

PaO2とSaO2の標準的な関係を示したのが酸素解離曲線です。

酸素解離曲線


横軸:PaO2、縦軸:SaO2です。

このグラフの特徴は、形状がS字状になっていることです。

次ページは「動脈血と静脈血の正常値」について解説します。