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【褥瘡予防】ポジショニングを行うときの6つの注意点

解説 浦田克美

東葛クリニック病院 皮膚・排泄ケア認定看護師

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褥瘡の発生リスクを高める要素である「体圧」。これを軽減することができれば、看護ケアにも余裕が生まれます。
効果的なポジショニングを行うことによってうまく体圧をコントロールできれば、褥瘡の発生や悪化を減らすことができます。
覚えておきたいポジショニングを行う際の6つの注意点について解説します。


褥瘡のまとめ記事
* 褥瘡とは?褥瘡の看護ケア|原因と分類、評価・予防・治療など

ポジショニングを実施するときはここに注意!

ポイント1 「ゆがみ」「筋緊張」を把握する

まずは、患者さんの身体にどのようなゆがみや筋緊張があるのかを把握するのが、ポジショニングの基本です。肩、股関節、膝、足先など左右の関節を線で結び、体軸に対して垂直であるかをみれば、おのずとゆがみの有無がわかります。

ポイント2 体位変換は頭部から足側への順番で動かす

ポジショニングに際しては、体位変換が必要になるケースがあります。その場合、頭部側から足側へと順番に動かすようにします。一気に全身を動かすと、患者さんは驚き、不安を感じてしまいます。

体位変換の際には、最初に頭部を向けたい方向に動かします。そうすると、視覚から得た情報と身体感覚から得た情報が統合され、患者さんに身体を動かす心構えができます。

頭部の次は、肩関節、骨盤を支えながら動かすことで、スムーズに向きを変えることができます。最後に足の位置を整えます。

次ページでは、引き続き注意点を解説します。