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【連載】宇田川 廣美の「ちょっと社会を見渡してみました」

悲惨な交通事故 患者さんを加害者にさせないナースの支援

執筆 宇田川 廣美

フリーライター 

交通事故の陰に運転者の病気

このところ暴走車による悲惨な交通事故が続いて起こっています。

6月26日は、東京・池袋でドライバーが脱法ハーブを吸引して運転していた車に、中国人女性が轢かれて亡くなりました。同月30日には、大阪・御堂筋で逆走してきたワゴン車に男女2人がはねられ、けがを負いました。運転手の低血糖による意識低下が原因ではないか、と言われています。

これら2つの事故は、今年5月に、交通事故に関する新法「自動車運転死傷行為処罰法(自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律)」が施行されて間もなくのことでした。

従来の危険運転致死傷罪の適用要件が「正常な運転が困難な状態」であったのに対して、この新法では、「正常な運転に支障が生じる恐れがある状態」も対象とし、従来に増して処罰が厳しくなりました。

この「正常な運転に支障が生じる恐れがある状態」には、「①アルコールや薬物によるもの」「②運転に支障を及ぼす恐れがある病気(下記)」が挙げられています。

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