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【連載】コツをおさえる! 部位別フィジカルアセスメント

腹部の触診、肝臓・腎臓の打診|消化器のフィジカルアセスメント(2)

解説 高島尚美

慈恵会医科大学医学部看護学科 大学院医学研究科看護学専攻 教授

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アセスメントは、患者さんとの会話やケアを通じて全身の状態に目を向け、五感をフルに活用することが大切です。ここでは系統別にフィジカルアセスメントのテクニックをまとめました。普段行っているアセスメントの流れと手技を再確認してみましょう。

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第5回 消化器アセスメント(1)―皮膚状態・腹部の観察、腹部の聴診法


消化器のフィジカルアセスメントのコツ

テクニック3 打診のコツ

[打診の方法]

 実施者の手を温め、4区分を右下腹部から時計回りに打診し、鼓音か濁音かを聴き分けます(下図)。

打診の方法説明図

[打診で何がわかる?]

腹部の臓器の位置や大きさの確認と、腹水貯留、ガスや便の貯留、腫瘤の有無がわかります。

[肝臓の観察]

肝臓の位置や大きさを確認するには、右鎖骨中央線で臍の高さから上方へ、肺から下方へ打診していきます。それぞれ濁音に変わる部位に印をつけ、2点間の長さを測定すると、肝臓の縦幅が推定できます。正常な肝臓の縦幅は6~ 12cmです。

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