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【連載】代表的な電解質異常を学ぼう!

【高ナトリウム血症】原因・症状・治療ポイント

解説 内田 俊也

帝京大学医学部内科学講座 教授

A11


高ナトリウム血症の原因

体内の水分に比べてNaが過剰にある状態、あるいはNaに対して水の喪失が顕著に生じた状態で、「血清Na値が150mEq/l以上」と定義されています。

Na濃度が上昇すると血清浸透圧も上がり、体液は浸透圧によって細胞内液から細胞外液に移動しようとします。そのため細胞内の脱水が起こり、細胞外液量が増加すると循環量過剰の症状が出現します。

原因としては、高張性脱水のように、NaとKに比べて、水分の喪失が著明に生じた場合や、尿崩症により過剰に尿から水分が喪失する場合、重炭酸NaやNa錠の過剰摂取、Na溶液の過剰な経血管投与、発熱、重度の熱傷などが考えられます。

高ナトリウム血症を呈する原因

高ナトリウム血症を呈する原因

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