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【連載】代表的な電解質異常を学ぼう!

マグネシウムの調整機序

解説 内田 俊也

帝京大学医学部内科学講座 教授

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血清Mgの正常範囲

酵素の活性化、蛋白合成、CaやKの代謝に関係

Mgは生体内でNa、K、Caの次に多い陽イオンであり、Caとともに骨の主要な成分です。成人での体内総量約25g(2000mEq)のうち、60~70%が骨に、約30%が筋肉や肝臓などの実質臓器にあります。

細胞外液中に含まれるのは全体のわずか1%と少なく、そのため、体内Mg量の欠乏が必ずしも低Mg血症を示すとは限りません。

細胞外液の血清Mg濃度は2.0~2.5mg/dlに保たれ、約55%がイオン化Mgとして、残りは蛋白質などと結合した形で存在しています。生体機能の維持にはこのイオン化Mgが重要な役割を果たします。

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