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【連載】ケースで考えよう!看護倫理レッスン

【看護倫理・事例】第4回 苦痛が目標を阻害するケース

解説 児玉美由紀

北里大学病院 がん看護専門看護師

解説 青柳明子

北里大学病院 科長

解説 高野春美

北里大学病院 8B病棟 係長

Doctorw think111

日々の看護のなかに意外に多く潜んでいる倫理的問題。それらの解決のためには、倫理的問題に気づくセンスが欠かせません。

今回は、患者さんの意思決定にまつわるケースを通して問題を掘り起こしてみましょう。


今回のケース

起き上がりたい、でもコルセットはしたくない、という患者さんを前にして・・・

今回の患者さん

  1. 杉山和夫さん(仮名)
  2. 50歳代
  3. 男性
  4. 固形がん

コルセットを作成するまでの経過

がんが骨に転移し、腰から下に力が入らなくなり、排尿困難が増悪したため入院となりました。

検査の結果、圧迫骨折による下半身麻痺と診断され、ベッド上安静と鎮痛薬による疼痛緩和が図られることになりました。

また、さらなる骨折予防と疼痛緩和、ADLの拡大を目的に、医師からコルセットの装着が提案されました。

看護師が、杉山さんにコルセットのメリット・デメリットを説明すると、杉山さんは作製に同意し「これで動けるようになるとうれしい」と、完成を楽しみにする発言もみられました。

コルセットを拒否するまでの経過

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