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【連載】ドレーンの排液のアセスメント

脳神経外科系ドレーン 急変(瞳孔、神経症状の見方)のアセスメントのポイント

解説 髙栁 知美

獨協医科大学越谷病院 脳神経外科病棟 脳卒中リハビリテーション看護認定看護師

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ポイント1 バイタルサインと瞳孔をみる

脳神経外科領域のドレナージを受けている患者さんは、意識レベルが低下していることが多くあります。そのため、意識状態については、身体所見を中心に確認することになります。

観察時には、血圧、心拍、呼吸回数などのバイタルサインを確認します。持続的モニタリングをしている場合は、そのデータを確認します。

再出血の場合は血圧や心拍が上昇することがあります。また、頭蓋内圧が亢進すると、血圧が上昇する一方で、拍数が下がります。これらの症状をクッシング現象といいます。

瞳孔も確認します。再出血などが疑われる患者さんでは、脳内の動眼神経がダメージを受けている可能性があります。その場合、通常2.0~2.5mm程度ある瞳孔の直径が、5.0mm程度に散瞳します。

また、瞳孔の開き方に左右差があり、頭蓋内圧で圧迫された片側の瞳孔が先に開くのが特徴です(瞳孔不同)。さらに、目に光を当てても、瞳孔が収縮しなくなります(対光反射の消失)。

瞳孔の変化説明図

瞳孔の変化

こうなったら注意

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