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【連載】宇田川 廣美の「ちょっと社会を見渡してみました」

「LINE」は看護現場の有力情報ツールに成長するか?!

執筆 宇田川 廣美

フリーライター 

Computer tablet

LINE株式会社が上場を申請

国内5200万人、世界で4億8000万人を超える人が使う無料通話・メール アプリの『LINE』。サービス開始から3年で、急速に利用者を増やして発展してきたLINE株式会社 が、“東京証券取引所に上場申請した” というニュースが流れました。

株式を上場させると、不特定多数の 多くの人に会社の株を購入してもらえるようになり、その分、企業は潤沢な資金を得られます。LINE株式会社 は今回の上場によって、海外事業を拡大するための資金調達を目指しているのだそうです。

「LINE、東証に上場申請 時価総額1兆円か 11月にも上場」日本経済新聞HP

医療現場・医療者への普及をLINEの社会的課題にプラス!

看護学生はLINEのグループメッセージ機能を利用して、実習グループのメンバー同士で打ち合わせや伝達、励まし合いを行っているそうです。ナースの皆さんはLINEをどのように利用していますか。

例えば、病棟内の申し送りをLINEにすると、情報共有がもっと効率よくできるのではないでしょうか。訪問看護では、1人で訪問した先で判断にあぐねる事態に遭遇した際、他のナースたちからアドバイスを受けることも可能になるかもしれません。

私はこうしたことから看護場面でのLINE活用に可能性を感じています。その一方で、より確実なセキュリティ機能による情報保護対策や既読機能に対する課題も感じています。

グループでLINEを利用する場合、「誰が読んだか、読んでいないか」は把握できない仕組みになっています 。看護学生の実習グループのように4~5人のメンバーであれば確認メッセージのやり取りは大した負担でないものの、それ以上のメンバー数になると、「読んだ/読んでない」の確認は、面倒かつ煩雑なものになってしまうでしょう。

「誰が読んだか/読んでいないか、手間をかけることなく瞬時に確認できる機能」が加われば、医療や看護分野だけでなくチームで仕事をする場面での情報共有ツールとして普及していくのではないでしょうか。

株式上場が海外への事業展開だけでなく、LINEソフトのさらなる機能向上にいかされ、看護場面の効率化につながることを期待しています。