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【連載】日本一若い!? 訪問看護師の挑戦

第68回 フットケアをとことん追求

執筆 川添高志

ケアプロ株式会社・代表取締役社長

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前回に引き続き、訪問看護の現場でフットケアのプロを目指すスタッフの姿をご紹介します。


糖尿病の利用者さんを訪問することに

大学病院の透析室で活躍し、糖尿病看護や透析看護の認定看護師取得を勧められていた蜜澤孝徳。在宅医療の現場に飛び込んでみると、足病変を抱える利用者さんが多いことに気づかされた。

白癬菌で変形した爪、血流障害が出現している足……。その中で出会ったのが糖尿病の利用者さんだった。メインの担当ではないが、足の血流障害が悪化していたので、ほぼ毎日訪問することになった。

足全体に壊疽が進行

「足全体に壊疽が進行していて、親指が取れかかっているほど。下肢切断は免れない状態にもかかわらず、家族の方針で入院が難しいケースでした。さらに、メインの担当者は壊死部分の感染悪化を予防するための洗浄で、お湯を大量に使わなくてもすむ方法について悩んでいました。そこで、自分が大学病院で取得した泡の力で汚れを落とす『泡洗浄』を提案したのです」

百円均一で購入したバケツやスポンジ、ビニール袋を活用し、ボディソープをめいっぱい泡立て、患部を泡で覆って洗浄。皮膚を労わる洗浄法に利用者さん家族もケアプロスタッフも感心したのである。