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【連載】不安定な血糖値はこうしてコントロール!

最新治療薬ガイド【インスリン製剤】

解説 松田昌文

埼玉医科大学総合医療センター 内分泌・糖尿病内科 教授

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インスリン製剤

インスリン製剤

インスリン製剤の作用のしくみ

インスリンは、膵β細胞から分泌されるペプチドホルモンの一種で、血糖値の恒常性維持に重要です。人間は、基礎代謝をまかなうために、肝臓から一定量のブドウ糖が供給されています。

そして、この供給量と身体へ取り込まれる量のバランスをコントロールするために、インスリンも24時間一定量が分泌されます。これを基礎分泌といいます。

一方、食事によって血糖値が上がった場合にインスリンが分泌されることを追加分泌といいます。この追加分泌によって、ブドウ糖は筋肉や脂肪組織に取り込まれ、肝臓からのブドウ糖の放出が抑えられ、血糖値が下がります。

インスリン療法は、このような働きをするインスリンを注射で体外から補給し、体内での量を増加させたり、血糖降下作用による糖毒性を改善してインスリンの働きをよくするものです。インスリン療法が糖尿病の根本治療となります。

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