• 公開日: 2014/1/8
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】美容健康情報

やけ食いをするときに、守りたい3つのルール

看護師は他の職種に比べ、ストレスフルな仕事だと言われています。

みなさんはストレスを感じて、やけ食いをしてしまった経験はありませんか。

今回は、「なぜ、やけ食いをしてしまうのか」「やけ食いをするときに、守りたい3つのルール」について紹介します。


やけ食いは、ストレスから身体を守るための防御反応!

ストレスを感じると、交感神経が優位になり、自律神経のバランスが乱れてしまいます。

このとき、体が乱れを整えようとして、脳から副交感神経を活発にするために指令が出ます。

副交感神経を活発にする方法は、睡眠や入浴など、いろいろありますが、最も手っ取り早い方法が、「摂食し、胃腸を動かすこと」なのです。

つまり、ストレスから体を守るために、やけ食いを行っている、というワケです。

お菓子を食べている写真

やけ食いを慢性化させないための3つのルール

防衛反応であるやけ食い。

一時的にはストレス解消になりますが、慢性的になると消化不良を起こしたり、体重が増加したりと、デメリットが多くなってしまいます。

そこで、慢性化させないためのやけ食いのルールを3つ紹介します。

ルール1 本当に食べたいものを選ぶ

視覚、嗅覚などをフル活用して、心から食べたいと感じるものを選びましょう。

適当に選んでしまうと満足度が低くなるため、物足りない気分になってしまいます。

物足りない気分はさらなる摂食行動を引き起こし、慢性的なやけ食いになってしまう恐れがあります。

マカロンの写真

ルール2 罪悪感を持ちながら食べない

罪悪感がストレスになり、ストレス→やけ食い→ストレスという悪循環が生まれてしまいます。

やけ食いをしてしまっても、「ストレスを解消できてよかった」と思うようにしましょう。

ルール3 別のことをしながら食べない

たとえば、テレビやインターネットを見ながら食べると、味や食感、香りをあまり感じることが出来ず、満足感を得にくくなります。

集中してしっかり味わうことで、本当に食べたいものがわかるようになり、無駄に食べてしまうことがなくなります。

イメージ写真

参考文献

  1. ストレスが招く情緒的過食 http://www.nikkeibp.co.jp/article/gdn/column/010/200904/509977/
  2. メンタルヘルスケア http://www.nurse.or.jp/nursing/practice/shuroanzen/safety/01.html
  3. 「ストレス食いは悪くない」,『日経ヘルス』2011年11月号, p.50-53, 日経BP社.

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