• 公開日: 2014/1/20
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

【在宅】胃癌で在宅中心静脈栄養法〈HPN〉が必要な70歳の男性。ADLは自立している。妻との2人暮らし。患者の退院調整を始めることを計画している。HPN開始に際し優先度の高い情報はどれか。

【在宅】胃癌で在宅中心静脈栄養法〈HPN〉が必要な70歳の男性。ADLは自立している。妻との2人暮らし。患者の退院調整を始めることを計画している。HPN開始に際し優先度の高い情報はどれか。

  1. 自宅環境

  2. 在宅での必要物品

  3. 退院後の緊急連絡先

  4. 患者、家族の実施能力

―――以下解答―――









(解答)4 

<解説>

1.(×)在宅での中心静脈栄養は24時間持続する場合が多いため、自宅で患者が過ごす時間が長い部屋の環境を把握し、日常生活に即した調整が重要である。

2.(×)医療器材が多く必要なので、在宅での準備物品は少ないが、在宅で代用できるものがあるか把握することも重要である。

3.(×)退院後に不測の事態が起こることもあるので、緊急連絡先の情報も重要である。

4.(○)在宅HPNでは、器材を使うことが多く、アラーム対応、ルートトラブルなど患者、家族が協力して判断が必要な場合に、セルフケア能力が求められることも多いので、まず患者、家族の実践能力の確認は最優先で、必要時には支援体制の強化を検討する。

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