• 公開日: 2014/1/26
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

2009年度(第98回)看護師国家試験 過去問題 午前97

【成人】23歳の男性。突然の胸痛と呼吸困難のため受診し、自然気胸と診断された。1週間安静にして様子をみていたが改善しないため入院した。胸腔ドレーンが挿入され、水封式装置につないでドレナージが開始された。 胸腔ドレナージ施行中の看護で適切なのはどれか。

1.水封室の連続的気泡を観察する。

2.吸引圧調節ボトル内の水は無菌的に取り扱う。

3.排液ボトルは1日3回交換する。

4.移動時は排液ボトルを挿入部より高く保つ。















―――以下解答―――

(解答)1  

<解説>

1.(○)水封室の連続的気泡は胸腔ドレナージのエアリークを示すため、早期発見が必要である。

2.(×)吸引圧調節ボトル内の水は、胸腔との直接的な連絡はないため、無菌である必要はない。

3.(×)排液ボトルは満タンになる少し前に新しいものと交換する。

4.(×)胸腔と排液ボトルに落差をつけることで吸引圧が保たれている。ボトルを高く上げると吸引圧が低下し、排液が逆流することがあるため危険である。

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