• 公開日: 2014/1/26
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

看護師国家試験 過去問題(第98回)成人看護学:ステント留置術施行後の看護で最も重要なのはどれか。

【成人】58歳の男性。コンピュータプログラマー。3ヶ月前から右下肢に歩行時の疼痛があり、右下肢閉塞性動脈硬化症と診断され、経皮的血管形成術の目的で入院した。右大腿動脈からカテーテルを挿入し、右外腸骨動脈閉塞部へのステント留置術が施行された。

ステント留置術施行後の看護で最も重要なのはどれか。

1.四肢の他動運動

2.両下肢の安静保持

3.穿刺部位の止血確認

4.膀胱留置カテーテルの抜去















―――以下解答―――

(解答)3  

<解説>

1.(×)ステントを留置するためソケイ部の大腿動脈を穿刺し、血栓防止のために抗凝固薬を使用している。穿刺部から出血しやすい状態にあるため、下肢を安静にする必要がある。

2.(×)穿刺を行った側の股関節を伸展し、安静にする必要がある。

3.(○)穿刺部からの止血状態の観察は最も重要である。

4.(×)膀胱留置カテーテルは安静の解除後に抜去する。試行後の看護としての重要度は低い。

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