• 公開日: 2014/1/26
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

【成人】34歳の男性。独身。身長178cm、体重70kg。仕事で疲労が重なり、性器ヘルペスが発症したため受診し、本人の希望でHIV検査を行った結果、HIV抗体陽性であり、1週間後にHIV血漿ウィルス量等の結果が出るので再受するように説明された。性器ヘルペスには抗ウィルス薬が処方された。1年が経過し、多剤抗HIV薬の内服も順調で健康状態はよい。交際中のパートナーと結婚を考えていると看護師に相談があった。パートナーには患者からHIV陽性である事実ははなしており、パートナーにHIVやその他の性感染症は認められない。パートナーの二次感染予防方について患者への説明で正しいのはどれか。

【成人】34歳の男性。独身。身長178cm、体重70kg。仕事で疲労が重なり、性器ヘルペスが発症したため受診し、本人の希望でHIV検査を行った結果、HIV抗体陽性であり、1週間後にHIV血漿ウィルス量等の結果が出るので再受するように説明された。性器ヘルペスには抗ウィルス薬が処方された。1年が経過し、多剤抗HIV薬の内服も順調で健康状態はよい。交際中のパートナーと結婚を考えていると看護師に相談があった。パートナーには患者からHIV陽性である事実ははなしており、パートナーにHIVやその他の性感染症は認められない。

パートナーの二次感染予防方について患者への説明で正しいのはどれか。

1.「性交渉はできません」

2.「性交渉のときはコンドームを正しく装着してください」

3.「パートナーに予防的に抗HIV薬を内服してもらいましょう」

4.「あなたのウィルス量が減ればパートナーへの感染の危険性はなくなります」















―――以下解答―――

(解答)2  

<解説>

薬物療法によってHIVウィルスが減少したとしても、患者の感染のリスクは依然としてあるため、性交渉のときはコンドームを正しく使用する必要がある。パートナーに抗HIV薬を使用してもHIV感染の予防にはならない。

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