• 公開日: 2014/1/25
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

【老年】75歳の女性。2か月前に脳梗塞を発症した。右上下肢の不全麻痺があるが、上肢は肩まで挙上できる。歩行の際の留意点で適切なのはどれか。

【老年】75歳の女性。2か月前に脳梗塞を発症した。右上下肢の不全麻痺があるが、上肢は肩まで挙上できる。歩行の際の留意点で適切なのはどれか。

  1. 右側に付き添って歩く。

  2. 近視用の眼鏡を装着させない。

  3. 歩行中は右上肢を三角巾で固定する。

  4. 杖の長さは肘をまっすぐ伸ばせる程度にする。

―――以下解答―――









(解答)1  

<解説>

1.(○)患者は自力で歩けるものの、右側にバランスを崩して転倒するおそれがあるため、右側に付き添って歩くのは適切である。

2.(×)安全に歩行するには、むしろ眼鏡を装着したほうがよい。

3.(×)右上肢は肩まで挙上でき、肩関節の亜脱臼を起こす可能性は低いため、三角巾による固定は不要である。

4.(×)杖の長さは、立った姿勢で大転子に相当する高さに調節する。肘関節は軽度曲がる程度がちょうどよい。

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