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【連載】ケースで考えよう!看護倫理レッスン

【看護倫理・事例】第12回<解決編>個人情報の取り扱いに悩んだケース

解説 高野春美

北里大学病院 8B病棟 係長

解説 児玉美由紀

北里大学病院 がん看護専門看護師

解説 青柳明子

北里大学病院 科長

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日々の看護のなかに意外に多く潜んでいる倫理的問題。それらの解決のためには、倫理的問題に気づくセンスが欠かせません。

前回紹介した【個人情報の取り扱いに悩んだケース】について、5つのポイントを確認しながら、解決策を考えてみましょう。

5つのポイント「フライの倫理原則とは」


5つのポイントでチェック

ポイント1 あなたの看護行為は、患者さんの害になっていませんか?

娘さんが妻の連れ子であり、親戚との間に財産問題を抱える母親を気遣い、口出しができずにいる、という理由を看護師たちが知ることは、「なぜ娘さんが一度も病院に来ないのか」という疑問の解決になるとともに、退院後の家庭での介護力を正確に把握するうえで重要です。
退院に向けた指導や援助をより的確に行い、在宅でのケアを組み立てるうえでも、看護師が知っておきたい情報といえます。
したがって、ケアマネジャーから聞いた娘さんに関する個人情報を、看護師が他の看護師たちに伝え、全員で共有していったことは、より石川さんに合ったケアや指導に取り組むうえで、必要なことであったと考えられます。

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