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【連載】基礎からまなぶ血液ガス

第23回 血ガスの理解に必要な用語解説【分圧とは?】

解説 飯野 靖彦(いいの やすひこ)

日本医科大学名誉教授

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難解用語によって、血液ガスの理解にハードルに感じてしまっていませんか? 
今回は、血液ガスを理解するために必要な用語について解説します。


空気の圧力は760Torr

空気は、窒素や酸素、二酸化炭素などの気体が混じり合って成り立っています。
このように、さまざまな気体で構成されるものを混合気体といいます。

つまり、空気の圧力760Torrは、空気を構成する窒素の圧力や酸素の圧力などの合計となるわけです。

分圧とは?

分圧とは、混合気体を構成する個々の気体の圧力のことです。
分圧は、それぞれの気体の容量(濃度)によって異なります。

空気中で主な容量を占めるのは、窒素と酸素です。
二酸化炭素などほかの気体も含まれていますが、それぞれがわずかな量であるため、計算上はないものとして考えます。

そうすると、窒素と酸素の割合は79:21となり、

  1. 窒素の分圧は大気圧760Torr×0.79≒601Torr
  2. 酸素は大気圧760×0.21≒159Torr

になります。