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【連載】月刊 小林光恵新聞

月刊 小林光恵新聞【第3号】名札の名前をもっと見やすく!

執筆 小林光恵

エンゼルメイク研究会 代表

Mitue

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今月は、「小林光恵の視点 『名札の名前をもっと見やすく!』」と、「突撃! ナースの里帰り」をお送りします。

第2回 看護師免許をカード型に!! はコチラ


小林光恵の視点

今回は、看護師のみなさんが業務中につけている名札について。

名札は、「白いプラスチックのプレートに名前がプリントされた胸ポケットにつけるタイプ」や「透明パスケースに写真付きの社員証みたいなカードを入れて首からぶら下げるタイプ」などがありますね。

ほかにも形態には施設によってバリエーションがあります。

いずれにしても多くの場合、見えにくいです。

文字が小さい、表面が反射して見えない、裏返っている、などの理由で。

まあ、見えにくいほうがいいのだという場合もありますね。

院内の売店で、外来受診の患者さんなのか、面会の方なのか、取引き業者の方なのかわからない誰かに、買っている物と氏名を見られて「あら、小林光恵という人は、煎餅の『歌舞伎揚げ』と『フルーツごろっとヨーグルト』と『よっちゃんの酢漬けイカ』を、どこでいつ食べるんだろう」なんて想像されるの嫌ですからね。

また、あれこれ詮索されたくないもっとデリケートな物だって買わなければならないときもあるし。

ATMを使用するときにだって、やっと病院に導入されたカフェで買うときだって、場合によっては職員食堂でだって名札は見やすくないほうがいいという人もいるでしょう。

名札が半分隠れてしまうほどに輪ゴムを何本もかけてしまう気持ち、わからないではありません。 なんと、ネームを裏返しているツワモノもいらっしゃると聞いたことがあります。

しかし、患者さんからは、つねによく見える名札である必要があると思うのです。

私は、看護師さんと立位や座位で対面した状態で、名前が見えなければ身を乗り出したり覗き込んだり、必要ならばメモしたりできます。それでも名前が見えにくいことが多いのです。身軽には動けない場合もある患者さんは、さらにナースの名前確認は容易ではないのです。

また、声で自己紹介があったとしても、うまく聞き取れないことが少なくないです。

そして、「えーと、さっき、伝言を頼んだ人はなんといったかな」などと、余計なことで気をもまなければならなくなってしまいます。

入院期間短縮の方向にある現在、患者さんがひと目でナースの名前を確認できる状態にすることが、信頼関係を築く上でもプラスになると思うのですが、いかがでしょう。

たとえば、患者さんと接するときにだけ、氏名を大きく見えやすく記したワッペンみたいなもの(布製なら固い材質で患者さんを傷つけることも、表面が反射することもない)をワンタッチ式にして胸元などに貼るといった形もよいのではないでしょうか。

ここで私の暗い過去を一つご紹介しましょう。

ナースとして病院に就職したばかりのころ、ある男性患者さんが先輩ナースに言いました。

「名札見えなくて、あの看護婦さんの名前わかんなくてさ。えーと、小柄で、手のあたり、ピグモンみたいな動きをしたりする」

「あっ、小林です」

一発でわかったらしいのが情けないのですが、ピグモン小林などというあだ名がつかなかっただけでも、ありがたいと思わなけばなりません。

ピグモンの手の動きについては、ネットで動画検索をしてみてください。

イラスト

次ページは、「突撃! ナースの里帰り」をお送りします。