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【連載】看護師 国家試験対策・過去問

【小児】3か月の乳児。意識障害のため搬入された。小児病棟に入院すると、母親は携帯電話を気にしながら「早く家に帰らないと夫にしかられる」と話し、...

編集 ナース専科看護師国家試験対策委員会

監修・廣町佐智子(日本看護研究支援センター所長)

Kokusi

Kango

【小児】3か月の乳児。意識障害のため搬入された。母親は「昨日30cmの高さのソファから転落したが普段と変わりない様子だった。今朝になって様子がおかしいので救急車を呼んだ」と看護師に話す。頭部CTを施行後、医師から「頭蓋内に出血箇所が複数あり、意識障害を起こしている。このまま出血が広がるようなら手術の必要がある」と病状説明がされた。小児病棟に入院すると、母親は携帯電話を気にしながら「早く家に帰らないと夫にしかられる」と話し、看護師が病室を離れた間に「明日また来ます」というメモを残して帰宅してしまった。

対応で適切なのはどれか。2つ選べ。

1.児への虐待の可能性があると児童相談所に通告する。

2.母親に児への虐待を疑っていることを電話で伝える。

3.母親が面会に来たら育児環境について話し合う。

4.電話をかけて母親を病院に呼び戻す。

5.母親にDVシエルターを紹介する。

―――以下解答―――









(解答)1,3

<解説>

1.(○)児童虐待の可能性が高い場合には、児を保護を兼ねて入院させ、児童相談所か福祉事務所に連絡する。

2.(×)母親に伝える情報は客観的な身体症状のみとし、虐待がはっきりしない時期に疑っていることを気づかれないようにする。

3.(○)児の育児環境を把握することは、虐待の状況を判断する上での必要な情報である。

4.(×)母親に電話して所在の確認することは児の状況が変化しやすいことを考慮すると必要といえるが、呼び戻すという行為は母親の事情を受け入れた対応とは言えないため、検討すべきである。

5.(×)母親の話を聞いて確認していない時期にDVを受けていると判断して対応することは、母親の気持ちを傷つけたり、育児放棄につながる可能性を含んでいるので慎重な対応が求められる。

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