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【連載】心不全と呼吸不全のアセスメント

心不全の理解に役立つ! 前負荷と後負荷とは

解説 小田 真澄

榊原記念病院 慢性心不全看護認定看護師

心不全の病態を理解するために知っておきたい、前負荷と後負荷について解説します。


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前負荷と後負荷

 血液の循環に伴って、心臓にかかる負荷を

 1. 前負荷
 2. 後負荷

 といいます。

前負荷とは

 前負荷は、心臓が収縮する直前に心室にかかる負荷のことです。心室に流入するする血液が多いほど、前負荷は大きくなります。したがって、前負荷は「容量負荷」とも言われています。

 前負荷は、心房に流入する血液量と心房の収縮力によって決められます。たとえば、脱水や出血などによって循環血液量が減少すると、流入する血液量も少なくなり、前負荷が小さくなります。

後負荷とは

 後負荷は、心臓が収縮した直後に心臓にかかる負荷のことです。左心室・右心室が動脈に血液を送り出すとき、動脈圧に抗いながら押し出します。このことから、後負荷は「圧負荷」とも言われます。

 血管壁の弾力性が低下している(動脈硬化など)場合には、後負荷は増大します。末梢血管収縮によって末梢血管抵抗が増大している場合も同様です。

後負荷説明イラスト

(『ナース専科マガジン』2014年11月号から改変利用)

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