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【連載】心不全と呼吸不全のアセスメント

低酸素血症の4つの原因と症状

解説 松本 幸枝

榊原記念病院 急性・重症患者看護専門看護師 救急看護認定看護師

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低酸素血症の4つ原因と症状について解説します。

*2016年9月30日修正


低酸素血症とは

低酸素血症とは、動脈血中の酸素が不足した状態です。
呼吸不全の病態は主に低酸素血症高二酸化炭素血症があります。I型呼吸不全は、高二酸化炭素血症を伴わない低酸素血症、II型呼吸不全は高二酸化炭素血症を伴う低酸素血症といえます。
低酸素血症が重症化すると、多くの場合は高二酸化炭素血症を伴います。

急性の低酸素血症では、頻呼吸やチアノーゼなどの症状が見られますが、慢性の低酸素血症では、臨床症状に乏しく、労作時の呼吸困難、チアノーゼ、ばち状指などがみられることがあります。


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発症の原因

発症の原因には大きく分けて、4つあります。

原因1 肺胞低換気

肺胞内で出入りする空気が極端に減少し、体内の酸素量が少なく、二酸化炭素が多くなっている状態で、高二酸化炭素血症を伴います。

痰の貯留による無気肺や気管支喘息などで気管支が狭窄している場合に起こります。

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