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【連載】高齢者とくすり

高齢者に薬物有害作用が起こりやすい理由とは?

解説 秋下 雅弘

東京大学医学部附属病院 老年病科 教授

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高齢者に起きる薬物有害作用について解説します。


高齢者に薬物有害作用が起きる理由

薬物療法は、主に若年成人の臨床試験結果をもとに実施されているため、高齢者には薬物有害作用が出現しやすくなります。

具体的には以下の理由が挙げられます。

疾患上の理由

  1. 多剤併用・・・複数の疾患を有するため
  2. 長期服薬・・・慢性疾患を有するため
  3. 誤投薬・・・症状が不定型であるため(例えば、胸痛のない心筋梗塞や呼吸器症状のない肺炎など)

機能上の理由

  1. 過量投与・・・臓器予備力の低下
  2. 誤服用・・・認知機能、視覚・聴覚機能の低下

続いては、「高齢者の薬物有害作用の特徴」について解説します。

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