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【連載】ケアを阻む高齢者の「困った」

第8回 光をコントロールして睡眠障害を改善

解説 田中 秀樹

広島国際大学 心理科学部 教授

Ai3

高齢者の睡眠障害の改善のための、光の活用について解説します。


光の働き

光には、交感神経の働きを活発にしたり、血圧や体温を上昇させて、身体を目覚めさせる働きがあります。

また、明るい光にはメラトニンという眠りを誘発するホルモンの分泌を抑制する働きもあります。

高齢者ではメラトニンの分泌が低下しますが、午後10~12時、午後2~4時の計4時間、4週間程度2500ルクスの光照射を行うことで、メラトニン分泌が若年者の水準まで上昇し、睡眠障害を改善することが可能です。

身体を動かせない患者さんの場合も、日中の光を取り込めるような窓際1mくらいのところでベッドアップするなどして、光が当たるようにして過ごしてもらうこととよいでしょう。

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