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【連載】急変対応マニュアル

急変に対応する初動チーム、RRTとは?

解説 木下 佳子

NTT東日本関東病院副看護部長 急性・重症患者看護専門看護師

急変に対応する初動チーム、RRTについて解説します。


急変に対応する初動チーム、RRTとは?

RRT(Rapit Response Team)は、欧米を先駆けに日本国内でも導入が進んでいる「急変に対応する初動チーム」のことです。

医学的な危機状態に対して、エキスパートの調整とタイムリーな介入を行う専門的なチームで、院内を横断的に活動し、急変が発生したとき、あるいはスタッフが異変を感じたときに、スタッフからの要請で駆けつけます。

欧米の調査によるとこのRRTを要請した理由として最も多かったのが「看護師がおかしいと思ったとき」で、「呼吸状態の変化」や「精神状態の変化」など具体的な症状が認められる前段階でした。

このことからも、看護師が感じる「何かおかしい」は急変対応に関して、いかに大切かがわかります。

RRTを要請するにはおおよその基準が設けられています。これらを覚えておくと、自分が「おかしい」と思ったとき、報告すべき異変なのかどうかを判断する目安にすることもできます。

RRTの主な要請基準

  1. 急な血圧の変化、または90mmHg以下
  2. 心拍数45回/分以下、または125回/分以上
  3. 呼吸数10回/分以下、または30回/分以上、または、SpO2 90%以下
  4. 急な精神症状の変化(興奮、せん妄、意識の低下)

(『ナース専科マガジン』2012年6月号より転載)

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