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【連載】月刊 小林光恵新聞

月刊 小林光恵新聞【第5号】差額ベッドの説明と同意について

執筆 小林光恵

エンゼルメイク研究会 代表

Mitue

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今月は、「小林光恵の視点 差額ベッドの説明と同意について」と、「突撃! ナースの里帰り④」をお送りします。

第4回 “与薬”という言葉、どうでしょう! はコチラ


小林光恵の視点

差額ベッド(特別療養環境室)については、法的拘束力はないものの厚生労働省がいくつかの規定を病院に通知していますね。

確認のためにその通知内容のおもな点を次に記します。

  1. 差額ベッドは全ベッド数の5割が上限、国が開設する病院では2割以下、地方公共団体が開設している病院では3割以下とする
  2. 病床のベッド数は4床以下であること
  3. 病室の面積は一人当たり6.4平方メートル以上であること
  4. 病床のプライバシーを確保するための設備があること
  5. 少なくとも「個人用の私物の収納設備」「個人用の照明」「小机等及び椅子」の設備があること
  6. 「治療上の必要」あるいは病院側の都合で差額ベッド室に入院した場合は、差額ベッド料金を求めてはならない。患者の自由な選択と同意に基づいて差額ベッドの提供が行われる必要がある

以上の⑥の部分で、コミュニケーションが不十分だったためにおきた問題をときどき耳にします。

最近聞いた話ではーー。AさんとBさんが某病棟の同じ大部屋に入院したそうです。二人とも風邪をひいたためそれぞれに個室病室に移り、差額ベッド代が請求されたそうです。

Aさんは「病院の都合で移ったのだから差額ベッド代は支払わなくてもよいのでは?」と主張したところ、すみやかにその請求は取り消されたそうです。

一方Bさんは、と考え請求通り支払いし、あとになって不満が膨らんできたそうです。

説明と同意がどのように行われたのか詳細は不明なのですが、「言ったもん勝ち」の印象がありますね。

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