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【連載】看護に役立つ生理学

第11回 腎機能とは?BUN・クレアチニンの関係

執筆 梵天ゆとり(ぼんてん・ゆとり)

医師、日本医学放射線学会会員

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「クレアチニンで腎機能をチェックしよう」「BUNが上がってる。腎機能が落ちてきたのかな?」……臨床でよく耳にする「腎機能」という言葉と、その検査項目。なんとなく「BUN・クレアチニンが高い」⇒「腎機能が悪い(?)」という図式は頭に入っているけれど、「どうしてこれらを測ると腎機能がわかるの?」「BUNとクレアチニンの違いは?」「そもそも腎機能って何?」などと聞かれると、自信がなくなってしまいますよね。

しかし、原理から理解すれば、決して難しくはありません。今回は、腎機能とBUN・クレアチニンの関係について解説していきます。表面的な理解で終わらない、一歩進んだ看護師を目指しましょう。


そもそも「腎機能」とは?

臨床の現場では、BUNやクレアチニンの値を指して、まるで同義語のように「腎機能」と呼ぶこともありますが、そもそも「腎機能」って、何を意味しているのでしょうか。

これを理解するためには、(当たり前ですが)腎臓が何をしているのかを振り返る必要があります。

実は腎臓は、とても一言では言えないような多彩な機能を担っていますが、最も有名なものは、やはり「血液中の老廃物を尿として排泄する」という機能でしょう。
とりあえずこれだけの理解で、説明できるところまでお話ししてみましょう。

ここで言う「老廃物」の代表が「尿素」という物質ですが、なぜ尿素は「老廃物」なのでしょうか?ちょっと復習してみることにします。

腎機能説明イラスト

人間は栄養を代謝してエネルギーを作り、不要となったものを排泄しています。

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