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救急・集中治療における終末期医療に関するガイドラインを公表

執筆 ナース専科編集部

月刊「ナース専科」編集部

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Iryou karute carte

懸命に治療を行っても救命の見込みがないと思われたとき、医療者はどのように判断して対応していけばよいか――。


日本救急医学会、日本集中治療医学会および日本循環器学会の3学会は「救急・集中治療における終末期医療に関するガイドライン~3学会からの提言~」(以下、ガイドライン)を公表しました。

これは、救急・集中治療の現場で患者さんが、救命の見込みがないと考えれる状況に至った際に、患者さんと家族などに医療スタッフがどのように対応していけばよいか、その判断を支援することを目的として作られたもの。

ガイドラインも構成は表のとおり。

ガイドラインの構成(概略)

終末期の定義とその判断の仕方、延命措置への対応などをまとめた「基本的な考え方・方法」の項と、「医療チームの役割」そして「救急・集中治療における終末期医療に関する診療録記載について」の3項から構成されています。

これらを指針として状況と考え方を整理していくことで、医療者にとって、患者さんの尊厳を保ちつつ、元気であったときの意思を優先し、家族や関係者の意見を尊重した対応がより行いやすくなっていくことでしょう。

また同時に3学会は、ガイドラインに対して想定される質疑応答をまとめた「Q&A集」を公表し、考え方と使い方、スタンスを読み取れるようになっています。

3学会はこのガイドラインを「強制するものではなく、どのように使用するかは各施設の選択に委ねられている」としていますが、終末期に相対する極限の現場で働く医療スタッフの心強い支えとなることでしょう。