【連載】急変の判断と対応

意識レベル低下時の対応の流れ

執筆 津田 泰伸

聖マリアンナ医科大学病院 ハートセンター北病棟 主任

意識レベル低下時の対応の流れついて解説します。


▼バイタルサインについて、まとめて読むならコチラ
バイタルサインとは|目的と測定の仕方、基準値について


 意識レベルが低下している患者さんを発見したら、原因検索から開始するのではなく、まずはバイタルサインの安定化を最優先にします。その後に中枢神経障害の鑑別になります。

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意識レベルの評価法、JCSとGCSの特徴とは?

ABC(気道・呼吸・循環)

 意識レベルの確認のあとに

 1. A:Air way(気道)
 2. B:Breathing(呼吸)
 3. C:Circulation(循環)

 をチェックしていきましょう。

ABC(気道・呼吸・循環)の見方
(図 ABCのみかた)

AIUEOTIPS(アイウエオチップス)

 バイタルサインが安定したら、意識障害の鑑別を考えながら、情報収集とフィジカルアセスメントを再度行います。そして必要な検査に進みます。

 意識障害の鑑別として、「AIUEOTIPS」が有名です。


AIUEOTIPS(アイウエオチップス)
(表 AIUEOTIPS 意識障害の原因)

 この枠組みを用いた鑑別は有名ですが、まずはよく起こりやすい低血糖からチェックする、つまり、「I.AUEOTIPS」の順で見ていくとよいでしょう。

 意識レベルが低下した患者さんへの対応方法は次のページの図のような流れになります。次に何を行うべきか予測しながら行動していくことが重要です。

意識レベル低下時の対応の流れ

意識レベル低下時の対応の流れ
(図 意識レベル低下時の対応の流れ)

(『ナース専科マガジン』2015年1月号から改変利用)

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 意識障害とは?原因・症状・鑑別(緊急度・重症度の判断)の流れ

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