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【連載】看護に役立つ生理学

第12回 糸球体と尿細管の役割、濾過とは?

執筆 梵天ゆとり(ぼんてん・ゆとり)

医師、日本医学放射線学会会員

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今回から、糸球体や尿細管といった、腎機能の主役となる構造にも目を向け、より詳しく腎機能に迫ります。

さらに、腎機能を見るときに欠かせない検査値はBUNとクレアチニンですが、なぜ、1つではなく2つの検査値を合わせて見るのかについても解説していきます。


糸球体と尿細管の役割を分けて考える

腎の機能のうち「老廃物の処理能力」に的を絞って、BUNやクレアチニンについて解説してきました。
しかし、これは腎機能の一面に過ぎません。ここでは、もう少し視野を広げて、より一般的な腎の働きを復習しましょう。

腎動脈から流れ込んだ血液を処理するために腎に備わった装置のうち、特に重要なものは(1)糸球体と(2)尿細管です。
腎機能を考える際には、この両者に対応して、処理過程を2段階に分けると理解しやすくなります。

糸球体と尿細管の役割説明イラスト

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