【連載】逝去時のケアを極める

逝去時・エンゼルケアによく用いられる用語の定義

執筆 古井 奈美

東京都健康長寿医療センター 緩和ケア認定看護師

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逝去時によく用いられる用語の定義について解説します。


喪失

広範な概念であり、「以前に所有していたものや、愛着を抱いていたものを奪われる、あるいは手放すこと」をいいます。

近親者の死などの体験は「対象喪失」と呼ばれます。

ビリーブメント

大切な人を亡くす経験をした故人の客観的な状況を表します。

ビリーブメントケア

大切な人を亡くした人(死別体験者)に対するケアのことをいいます。

グリーフ

喪失に対する反応、喪失によって引き起こされる心身の反応、喪失によって生じる心理的・身体的症状を含む感情的反応(抑うつ、絶望、悲しみなど)をいいます。

グリーフプロセス

故人の死を受け入れるとともに、喪失に伴う役割の変化や人間関係の再構築などに適合し、故人のいない生活に適応する過程のことです。

グリーフワーク

喪失体験について話したり、感情を表出することなどで、自身のグリーフと向き合う作業のことです。

グリーフサポート

グリーフ反応への介入を行うことを表す用語です。

(『ナース専科マガジン』2015年2月号から改変利用)