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【連載】認定看護師の褥瘡ケア講座

これって褥瘡? 「発赤」の見分け方を極める!

解説 渡辺光子

日本医科大学千葉北総病院 看護師長 皮膚・排泄ケア認定看護師

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今回は、褥瘡初期の発見に欠かせない「発赤」の鑑別について取り上げます。


「反応性充血」と「褥瘡」の見分け方

褥瘡発生の初期には、発赤といわれる皮膚の変化がみられます。

しかし、すべての発赤が褥瘡であるとは限らないため、反応性充血(真皮深層の微小血管の拡張である「一時的な発赤」を指す)との鑑別が重要です。

「反応性充血」と「褥瘡」の見分け方

鑑別には除圧後の再観察が重要!

褥瘡の鑑別方法には、「指押し法」と「ガラス板圧診法」があります。

褥瘡の鑑別方法説明図

しかし、反応性充血であるにもかかわらず、「圧迫後に赤みが消えない、白色に変化しない」患者さんもいます。

そこで、発赤のある部位を除圧し、次の体位変換時に再度観察するようにしています。

除圧後も発赤があれば褥瘡の可能性が高くなります。

また、翌日になっても発赤が残っていれば、確実に褥瘡と判断できます。

見逃しやすい頭部の褥瘡に注意!

硬い頭蓋骨で覆われ、重みのある頭部は褥瘡ができやすい部位です。

特に、以下のような患者さんの場合は注意深い観察が必要です。

●髪の黒い方

●救急搬送された方(発見されるまで長時間倒れていた可能性があるため)

●長時間の手術を受けた方

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