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【連載】輸液ケアを極める!

ルート内のエアは取り除くべき?

解説 松久 和子

大垣徳洲会病院 看護部長

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ルート内のエアへの対処法を解説します。


少量なら問題ありませんが、できるだけ取り除きましょう

ルート内にエアが混入してしまい困った経験のある方は多いでしょう。

とくに、以下のような場面においてエアが混入してしまうことが多いようです。

  1. 輸液バックの交換に行ったら、すでに輸液バックが空になっていた
  2. 寝衣交換のとき、輸液バッグを傾けてしまった
  3. 点滴セットに薬液を満たすとき

血管内にエアが入ると、空気塞栓が生じ、肺塞栓、脳塞栓、冠動脈塞栓などにつながる恐れがあります。

しかし、空気量が10mLまでならそのリスクはないとされています。

この空気量をルートの長さに置き換えて考えると、2m以上になるので、少量のエアであれば問題ないことがわかります。

しかし、患者さんにとっては、ルート内にエアが入っていたら気になったり、不安になったりして、気持ちのよいものではありません。 エアを発見したら直ちに取り除くことが大切です。

エアを取り除く場合、まず患者さん側のルートをクランプします。

エアが点滴筒の近くにある場合は、チューブを真っ直ぐに引き、指ではじくようにして空気を点滴筒に送り込みます。

三方活栓や側注ポートなどが近い場合は、シリンジを用いて吸引します。

(『ナース専科マガジン』2012年4月号から改変利用)

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