お気に入りに登録

【連載】伝える技術

後輩・新人指導で気をつけたい3つの基本姿勢

解説 小山 美智子

株式会社C-plan 代表取締役 医療経営コンサルタント/医療接遇アドバイザー

A98b1120712ae2558c294773114e59b3

入職や異動に伴う環境の変化でうまく意思の疎通が図れずに悩む人が少なくありません。

そこで、まずはコミュニケーションを上手に取るための基本姿勢についてアドバイスしましょう。


基本姿勢その1 社会人としての基本的ルールをもっているか確認しよう!

円滑なコミュニケーションには、お互いに「ここまではわかっている」という共通認識が必要です。

その大前提となるのが社会人としての基本的ルールであり、職場ではそれが身についていてこそ初めてコミュニケーションが成り立ちます。

例えば、「新人は先輩がOKを出した手技や処置以外は勝手にやらない」というルールがあるのに、先輩が忙しそうだったからと、勝手に判断してケアしてしまうことがあります。

チームでスムーズに業務を進めるためにも、患者さんに迷惑をかけないためにも、新人がどこまでわかっているのか確認する必要があります。

基本姿勢その2 相手に合わせて伝え方は変えよう!

新人や後輩に何かを伝えようとするとき、大切なのは「どうしたらその人に伝わるか」を考えることです。

そうすると、彼らが育ってきた背景や環境から理解しようとするなど、一緒に働く同僚として自然と接し方が見えてくるでしょう。

また、誰もが自分と同じ考えであるとは限らず、性格や気質、価値観も異なります。

さまざまなコミュニケーションスキルを用いて、相手に伝わりやすい話し方を模索することが、関係性をより良好にするには重要です。

基本姿勢その3 「素」になった無表情の自分を意識する!

コミュニケーションは、表情にも左右されます。

看護師をはじめ医療者は、業務の忙しさから無表情になりがちです。

患者さんの前ではほほ笑んでいられたとしても、ふとした瞬間に「素」の顔に戻ってしまうことはよくあります。

素の顔(無表情)はコニュケーションが取りにくいという印象を与えかねません。

無表情による相手への影響を考えられるようになるかが、医療コミュニケーションにとって大事な課題でもあるのです。

次ページは「相手を動かすたった2つのコツ」です。