お気に入りに登録

【連載】伝える技術

入職前に知っておきたい心得6か条

解説 小山 美智子

株式会社C-plan 代表取締役 医療経営コンサルタント/医療接遇アドバイザー

A98b1120712ae2558c294773114e59b3

入職や異動に伴う環境の変化でうまく意思の疎通が図れずに悩む人が少なくありません。

そこで、まずはコミュニケーションを上手に取るための基本姿勢についてアドバイスしましょう。


新人ナースが知っておきたい心得6か条

  1. 指示があったときには、しっかり返事(反応)をしよう
  2. 「何か私にできることはありますか?」という姿勢をもとう
  3. 説明を受けて理解できなかったことは、その場で質問・確認し、誤解のないようにしよう(わかったふりをしない)
  4. 何度も同じことを聞かなくても済むように、メモを取るなど早く覚える努力をしよう
  5. アドバイス・指導は前向きに、素直に受け止めよう
  6. 相談する際は自分なりの意見や考えをもち、聞かれたら答えることができるように心の準備をしておこう

【先輩ナースも知っておこう!】

新人への指導は、社会人・職業人として足りない部分を補うことから始まります。
例えば、先輩看護師は指示があった際に返事をするのが「当たり前」と思っていても、今はそう思わない人も増えています。
そこで「しっかり返事をする」ことをルール化するなど、新人にはコーチングよりもティーチングを基本とします。

また、現在は先輩の手技を見て覚える時代とは違い、新しい手技や処置はまず先輩が手本を見せ、次に一緒にやり、最後に1人でできるかを確認する方法が一般的です。
その場合も質問がないから「わかっている」と思っていると、実は「わかっていない」ことが多くあります。

風潮として完璧主義の傾向が強まり、看護師として先輩に負けているような気持ちから、わからないことがあっても自分から聞くことができない人が増えているのです。

わからないまま勝手に判断した結果、ミスが起これば迷惑がかかるのは患者さんです。
そこで新人には「勝手にやらず、わからないことは必ず聞く」ことをルール化しておきます。

教えるときにも、相手のプライドを傷つけない態度が大切です。
それには自分が新人時代に素直に受け入れることができた指導法を思い出してみるとよいでしょう。

そして、頭ごなしに否定せず、どうして間違ったのかを「一緒に振り返る」ようにします。

>>次ページは、「先輩ナースには絶対に使ってはいけないDワードとは?」。