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【連載】伝える技術

相手に感謝する技術~奏の杜耳鼻咽喉科クリニックのケース~

解説 山本 桃子

奏の杜耳鼻咽喉科クリニック 看護師・事務長

「ありがとう」の一言は、相手のやる気を引き出し、働きやすい環境づくりにつながります。

とはいえ、その一言がなかなか言えないのが現状です。「ありがとう」がよい循環を生み出している「奏の杜耳鼻咽喉科クリニック」のケースを紹介します。


「ハイ」よりも「ありがとう」がもたらす効用

開業からまもなく2年を迎える当クリニックでは、感謝の気持ちを表す言葉の「ありがとう」がスタッフ間で飛び交っています。

単純なことですが、例えば患者様が来院し、私たちスタッフが診察前に問診し、問診を済ませたカルテを院長の隣にいる秘書に渡します。

次々と手渡すのですが、そのたびに「ありがとう」という言葉が返ってきて、私たちも「ありがとう」と答えます。

普通は「ハイ」と渡して、「ハイ」と受け取るところですが、「ありがとう」の言葉でやりとりをすると、こちらも相手も気持ちがよくなるのです。

インフルエンザや花粉症が流行する時期は患者様で混み合い、スタッフも大忙しになるのですが、そういうときほど「ありがとう」が増え、忙しさによるギスギスした雰囲気をスムーズに変えているような気がします。

>>次ページは「気持ちよくなり、自然と広まっていった『ありがとう』

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