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【連載】山内先生の公開カンファランス

第11回 術後に尿量が安定しない患者さん

解説 山内豊明

名古屋大学大学院医学系研究科 教授 医学博士/看護学博士/医師/看護師/保健師/米国・登録看護師、診療看護師

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今回はIN-OUTバランスをどう見るかについて考えていきます。


今回の事例
術後、尿量が確保できない患者さん
[さくらさんから提供された事例]
冠動脈バイパス術の術後の患者さん。術後、安定し人工呼吸器は抜管、Aラインも抜去して、一般病棟へ移動してきました。
酸素5L/分投与、点滴毎時80mL/hで持続投与し、尿量が8時間で240mL以下のときは、フロセミド投与の指示がありました。
フロセミド投与後は、指示どおりの尿量が確保できるのですが、その後は尿量が確保できないという状況を繰り返していました。血圧は変わらず、脈拍はやや頻脈となっていました。

→この患者さんにどう対応する?


まずは、この患者さんにどう対応すればよいかをコミュニティ会員に聞きました。回答者数は、279人でした。

山内先生の解説を先に読みたい方はこちら
山内先生の解説

みなさんの回答

この患者さんにどう対応する?

回答割合グラフ

回答は、ほぼ同じくらいのパーセンテージになりました。

「補液をする」を選んだ人の回答理由

●頻脈があるということは、脱水を疑うので、補液を選択しました。(ゆ〜うこさん)

●頻脈であり脱水も考えられるので、現在は利尿剤を使用せず補液で様子を見たほうが良いと考えられるので。(あやさん)

●フロセミド投与時だけは尿量確保できていて、頻脈ぎみだということで、インの量が足りないのかな…、と。(なかなさん)

●術後の水分のサードスペースへの移行のため、循環血液量が減少しているから、尿量の減少がみられると考えたため。(funny★さん)

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