【連載】自信が持てる!人工呼吸器アラーム対応

人工呼吸器アラーム対応【電源アラーム編】

解説 野口裕幸

CE野口企画 代表 臨床工学技士

人工呼吸器には、さまざまなアラームが備えられています。ここではそれぞれアラームが鳴ったときの対応の流れを解説します。


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人工呼吸器のアラームの原因と対応


電源アラームとは?

 電源アラームは、人工呼吸器を作動させる電源供給に異常があることを示しています。

 人工呼吸器が止まり、患者さんが低酸素血症や高二酸化炭素血症に陥る危険性があります。必要に応じて用手換気に切り替えて換気を確保します。

なぜアラームが鳴るのか?

 原因として考えられるのが「電源プラグがコンセントに接続されていない、抜けている」「人工呼吸器の電源スイッチが入っていない」「停電した」などです。また停電時に作動していた内蔵バッテリーが切れた場合にもアラームが鳴ります。

アラーム対応

 1. 電源に異常があった場合・・・用手換気に切り替えて呼吸を確保し、電源プラグを調べます。コンセントから抜けていたら確実に接続し、停電時で一般電源に接続されている場合は非常電源に接続します。
 2. 電源を接続し直しても解決しない場合・・・電源の再接続をしても電力が供給されない場合は、ほかの人工呼吸器へ交換し、臨床工学技士やメーカー、電気設備担当者に連絡して、点検・修理を依頼します。

アラーム防止のために

 人工呼吸器は、停電時などの非常時にも電力が供給されるように、非常電源に単独で接続しなければなりません。一般電源への接続やタコ足配線などは厳禁です。電力が確保されなくても作動するようにバッテリーが内蔵されている機種やバッテリーが外付けされている機種もあります。

 施設で使われているのがどちらの機種なのか、作動時間は何分程度なのか、バッテリー作動中を示す表示はどこなのかをきちんと把握しておくことも必要です。

(『ナース専科マガジン』2015年5月号から改変利用)

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