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【連載】口腔ケアって簡単に言うけどねぇ…

第3回 栄養管理と口腔ケア

執筆 関谷秀樹

東邦大学医療センター大森病院 栄養治療センター嚥下障害対策チーム長、がんセンターがん口腔機能管理部長、口腔外科、東邦大学医学部口腔外科学教室

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みなさん、こんにちは。今回のテーマは、「栄養管理と口腔ケア」です。

第1回でお話したように、口腔ケアを含むオーラルマネジメントは、各チーム医療の場面で重要な役割を果たします。

栄養管理の場面で無縁そうでも、実は……。現在、栄養管理は、ほとんどの病院でNST(栄養サポートチーム)によって行われています。

しかし、必ずといっていいほどぶつかる壁は、経口摂取で十分な栄養を補うことができなくなったときや、誤嚥性肺炎を発症した患者さんの栄養管理です。PEG(胃瘻)? 経鼻経管栄養? 中心静脈栄養? 嚥下訓練? さあ、どうしますか?

患者さんが食べられなくなったとき、どうする?

そこで「嚥下障害に対するオーラルマネジメント」を勉強しましょう!

ナース専科3月号に「嚥下障害の口腔ケア」を特集しましたが、嚥下障害患者のオーラルマネジメントは、やることがたくさん! です。

図1の流れをご覧ください。嚥下機能評価をする前に、口腔状態(歯と舌の汚染、口腔乾燥、粘膜の炎症)の観察を行い、まず「口腔ケア」を行いましょう。

経口摂取していない口腔は、きれいだと思っているあなた、反省しましょうね。

経口摂取して口腔ケアしている口腔内と経口摂取しないでそのままの口腔内では、経口摂取している方が圧倒的にきれいです。

嚥下機能評価でも誤嚥することがあるので、口腔の保清は重要です。口腔乾燥があったり、粘膜炎がある患者さんはまず徹底保湿ケアです。

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