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【連載】人工呼吸器 換気モードのキホン

人工呼吸器でよく聞く「ポーズ時間」って?

解説 野口裕幸

CE野口企画 代表 臨床工学技士

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いまさら聞けない人工呼吸器の基本を解説します。今回は「ポーズ(Pause)時間」です。


人工呼吸器に標準装備されているグラフィックモニターには気道内圧の波形で表示されますが、量規定換気の場合、圧が少しずつ上昇するため波形は尖った形になります。

また、不均等換気の是正をするための『ポーズ(Pause)時間』が波形に現れます。

「ポーズ時間」説明図

吸気時の肺胞流入量は気道抵抗の少ない太い細気管支では多く、気道抵抗の大きな細い気管支では少ないとされています。これを「不均等換気」といいます(A)。

「不均等換気」説明図

しかし、吸気後に吸気も呼気も行わない一時停止時間帯(休止時間、ポーズ時間またはプラトー時間)を設定すると、換気量の多い肺胞から換気量の少ない肺胞へ気体が移動します(B)。

「不均等換気」説明図②

このようにして、不均等換気の是正を行うことができます。

なお、圧規定換気の場合は吸気時間全域で不均等換気の是正が可能なので、ポーズ時間はありません。

(ナース専科マガジン2012年12月増刊号「一冊まるごと呼吸ケア」より転載)

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