【連載】ナースのための社会人マナー

【看護師のマナー】第8回 叱られることは、成長のステップと考えて

編集 ナース専科編集部

月刊「ナース専科」編集部


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看護師のコミュニケーションとマナー


失敗を責められたとき、どうしますか?

 どんなに注意していても、新人のときは、何かと失敗をしてしまうものです。あなたの周りの先輩ナースも、新人の頃は、そうだったはず。みんな失敗を重ねながら、それをステップにして力をつけてきたのです。

 そうはいっても、やはり失敗は失敗。特にチームで動く職場ほど、ひとつのミスが全体に影響するものです。そしてこのことは、当然先輩や上司から厳しく責められます。それに対し、あなたならどんな反応をしますか?

 「それくらいのことで、怒らないでよ!」と、ムッとしますか?「でも、あのときは……」と、言い訳を始めますか?それとも、「どうして私ばっかり、こんな目に……」と、メソメソと泣き出してしまうでしょうか?

マイナスの感情を出すのはタブー

 注意や叱責は、期待されているからこその愛のムチ。ミスをしたのは、あなたなのですから、素直に認めなければいけません。いさぎよく「申し訳ありませんでした」と謝りましょう。

 そして、これを反省材料にして、二度と同じ失敗を繰り返さないよう、今後の仕事に生かしていくのです。上司や先輩も、それを期待しているはずです。

 失敗はほかのスタッフに迷惑をかけてしまったり、また自分にとっても不名誉なこと。でも、その事実を毅然と受け止め、次のステップにつなげようとする姿勢があれば、逆にプラスにもなるのです。子どものようにむくれたり、泣き出したりしてはいけません。あなたが未熟者に映ってしまい、マイナス評価につながってしまいます。「あの人は、頼りにならない」と、ますますあなたの立場が悪くなるだけです。

相手の勘違いで叱られても、その場では謝りましょう

 まだ右も左もわからない新人のあなたが、ミスを犯して叱られてしまうのは、ある程度なら仕方のないことなのかもしれません。ただ、現場ではときどき、あなたには大して責任がないのに、上司や先輩ナースの勘違いや誤解が原因で叱られてしまうこともあるでしょう。そんなときはどうすればよいのでしょうか?

 いわれのないことで責められると、つい「だって……」「でも……」と、だれもが弁解したくなるものです。しかし、自分が誤解していることに気が付いていない先輩に、その場で反論するのは得策ではありません。相手も当然、感情的になるでしょうし、後で誤解に気付いたとしてもプライドが邪魔をして、お互いの間にしこりが残ってしまうからです。

 そんな人間関係のこじれを防ぐためにも、ここはあなたが大人になってとりあえず謝っておきましょう。そうすれば先輩もその場では気がすみますし、途中で自分の誤解に気付いたら、あなたに謝るのと同時にあなたのことを見直してくれるはずです。

「以後気を付けます」ですべて解決させるのが大人

 謝るときのポイントは、いま述べたとおり、いさぎよくすることです。ひととおりの注意が終わったら「申し訳ありませんでした。以後気を付けます」とはっきり言って、頭を下げましょう。くれぐれも弁解したり甘えたりしないように。

 そして、その場で謝ることで、すべて解決させたことにしましょう。間違っても、後でその件を持ち出して先輩の陰口を言わないこと。せっかくその場はスムーズに切り抜けたのに、それこそ後々まで関係がこじれてしまいます。

(『新人ナースのための社会人マナーブック 失敗しない接遇とコミュニケーション術』2007年、アンファミエ刊.から改変利用)

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