【連載】ナースのための社会人マナー

【看護師のマナー】第10回 気配り上手は「デキるナース」の第一歩

編集 ナース専科編集部

月刊「ナース専科」編集部


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看護師のコミュニケーションとマナー


自分から率先して行動しましょう

 新人のあなたは、看護業務を覚えることで精いっぱいかもしれませんが、実はほかに仕事はいくらでもあります。たとえば病室に落ちているゴミを拾うとか、待合室の雑誌を片付けるなど、一つひとつを数え上げたらきりがないほどです。

 でも実際、ゴミが散らかっているのに気が付いていても、ついつい「だれかがやるだろう」「その係りの人がいる」などと思って、見過ごしてはいませんか?

 たしかに、いずれはだれかが片付けてくれるかもしれません。でも、その「だれか」に、あなたがなっても構わないのです。ゴミに気付いたら、自分から率先して拾って捨てる、ただそれだけのことですが、周囲からは「気が利く人」と好印象に映るはずです。


 ゴミを拾ったり本を片付けること自体は、ナースの仕事とは関係ありません。ここで大事なのは、人に頼らずに自分から率先して行動する姿勢そのもの。そう、気配りなのです。

 実は、この気配りができるかできないかで、看護にも大きな差が出てきます。普段から気を配ろうと心がける態度が、あなたを「気が利くナース」に成長させてくれるのです。

周囲の状況を把握して自分ができることを探す

 では、気が利くナースというのは、何ができる人のことをいうのでしょうか?それは、ドクターや先輩から言われる前に、自分から率先して協力する態度、心構えです。

 職場では「暗黙のうちにわかりあえる」チームワークが大切。周囲の状況や相手の仕事に無関心で、言われたことしかしないのは子どもと同じです。常にアンテナを張り巡らせて、自分から積極的に動く姿勢を心がけましょう。

職場の雰囲気を乱すうわさ話

 「ねえねえ、ココだけの話なんだけど……」「聞いた?○○さんってさ……」と始まる、人のうわさ話。女性は、特にこのテの話が大好きで、ついつい盛り上がってしまうことも多いのではないでしょうか。

 でも考えてみてください。そこには必ず主役になる人がいて、その人のあることないことが言いふらされるのです。これは一種のプライバシーの侵害ともいえるでしょう。しかも「ココだけ」が前提になっている話は、内緒のはずなのに漏れてしまう場合がほとんど。話す側も聞く側も、話がオーバーなほどおもしろいので、実際より話がふくらんでしまいます。

 これが、芸能人ならゴシップですむのですが、職場の人が対象になると大問題。当然言われた人は傷つき、その発信源をつきとめます。そうすれば狭い世界ですから、すぐに情報源はばれるものです。その情報源が、もしあなただったら……。たちまち周囲からの信頼を失ってしまうでしょう。

無責任な話には参加しない

 うわさ話には責任がありません。だれが言ったのか、しかもそれが真実なのか憶測なのかもわからない、不確かな話です。人は自分が発信源でないかぎり、ついつい無責任になって平気でほかの人にしゃべったり、話を大きくしてしまいがちですが、これはマナーに反します。

 自分に関係のない話なら聞き流すのが大人としてのマナー。仮に自分が話の主役になってしまったことを考えれば、うわさ話がどれだけ嫌なものかよくわかるはずです。うわさ話は話す人の評価を下げるものだということを、よく心得ておきましょう。

(『新人ナースのための社会人マナーブック 失敗しない接遇とコミュニケーション術』2007年、アンファミエ刊.から改変利用)

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