【連載】ナースのための社会人マナー

【看護師のマナー】第13回 休暇を取るときは周囲に気配りを

編集 ナース専科編集部

月刊「ナース専科」編集部


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看護師のコミュニケーションとマナー


休暇・早退・遅刻は早めに連絡

 社会人になったら「自分だけがよければ」という考えは通りません。ほかの人に余計な負担をかけないよう、ルールを守って仕事をしましょう。

 たとえば「休暇」を取るとき。それぞれの職場で、事前に所定の手続きがあるはずです。そのルールに則って休暇は取りましょう。あらかじめ日程がわかっている場合は、早めに上司に相談することも大切。届け出の書類等も、限られた期限内に確実に提出しましょう。

 突然の病気や事故などで、仕事を休まなければならにときも、できるだけ早めに上司に連絡を入れましょう。具合の悪いときは、連絡を入れるのも億劫になりがちですが、無断欠勤は社会人として失格です。とにかく上司に連絡をし、事情を説明して、了解を取るようにします。

 症状が重いときには必ず受診をして治療を行い、医師の許可のもとで出勤することが必要です。インフルエンザなどの流行性感染症は、施設によっては自宅待機の基準がありますのでそのルールに従いましょう。「早退」の場合も同じ。わかった時点ですぐに伝え、上司の了解を得て、その指示に従います。


 休暇や早退をするときは、自分の行った仕事の責任をもつことも大切。引き継ぎなどをしっかり行ってください。「遅刻」はたとえ1分でも、医療の現場では、あなたが思っている以上に失点になります。

 看護の仕事は、いかにケアが継続できるかが、鍵。そのために朝礼や申し送りの場で、情報を交換し合います。しかし、だれかひとりでも遅刻をしてしまったら、あらためて時間を割かなくてはなりません。

 もし、どうしても遅れてしまうのなら、必ず連絡を入れましょう。連絡がないと、職場では何か事故でもあったのかと、大変心配します。チームで働くということは「自分ひとりだけではない」ということを、忘れないでください。

休暇前の浮かれた態度は禁物

 社会人1年目は毎日が不安と緊張の連続です。それだけに休暇の存在は本当にうれしくて待ち遠しいもの。

 だからといって、仕事中に浮かれたような気分になるのは考えものです。意識していなくても上司や先輩ナースはもちろん、患者さんにまでそれが伝わってしまうものです。それどころか、油断から大きなミスを引き起こさないとも限りません。

 確かに休暇を取るのはあなたの当然の権利です。でも、それはあくまであなた個人の問題にすぎません。その個人的な感情を仕事の場にまで持ち込むのは公私混同です。「まだ仕事も半人前なくせに……」と、評価を落とすことになってしまいます。

 ナースの仕事はチームワークがあってこそですから、仲間への気配りも忘れないように。休暇前にソワソワしてしまうのもわかりますが、そういうときこそ周囲には特に気を使い、浮き立つ気持ちはグッと抑えて仕事に専念しましょう。

 どんなことにも権利には義務がつきものです。休暇を取るのが権利なら、仕事をきちんとこなすことが義務だということを肝に銘じてください。

休暇中もときどき連絡を入れて

 夏期休暇を利用して帰省したり旅行をしたりというのはよくあるケース。その際には、あらかじめ行き先を知らせて、自分がいない間の仕事の引き継ぎや連絡を済ませておきます。休暇中は、何か突発的なことが起きていないか、ときどき電話を入れて確認する気配りも必要です。そして欠かせないのがお土産です。ささやかな心配りとして、旅行先で購入した名産品を持参しましょう。

 次回からは、「社会人として心得ておきたい職場での姿勢」についてお話します。

(『新人ナースのための社会人マナーブック 失敗しない接遇とコミュニケーション術』2007年、アンファミエ刊.から改変利用)

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