【連載】ナースのための社会人マナー

【看護師のマナー】第15回 身だしなみーユニフォーム、髪型、メイクのポイント

編集 ナース専科編集部

月刊「ナース専科」編集部


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看護師のコミュニケーションとマナー


ユニフォームは清潔が命

 「白衣の天使」と呼ばれているように、ナースのイメージとして、定着しているユニフォーム。とかく地味で冷たい雰囲気を抱かれがちな病院の中で、ナースの白衣姿は明るく輝いて、さっそうと歩く姿は、プロとしての信頼感を与えます。でも、シミやほころびがひとつでもあれば、ほかの服以上にだらしがなく見えて、その魅力は一気に半減。

 そう、ユニフォームは何よりも清潔感が第一なのです。この清潔感を保つためには、まめにクリーニングに出すことはもちろん、スソの汚れにも注意すること。ナースはかがむ姿勢が多いので、まずスソの部分が汚れてしまいます。スソが汚れてきたら替える。これを常に心がけておきましょう。


 ユニフォームを清潔に美しく着こなすには、自分の体のサイズに合ったものを着ることも大切です。長さは膝が隠れる程度、肩幅やウエストの位置が合うかどうか確認を。また、ナースの仕事は、動きがかなり激しいので、胸まわりやウエストに余裕のあるものを選びましょう。

動きやすさを重視してオシャレはさりげなく

 ナースのユニフォームは、動きやすさを重視しているので、シンプルなデザインが基本です。最近では、病院独自のものだけではなく、自由に購入してもいい場合もあるようです。

 ただ、胸ポケットいっぱいにボールペンを入れたり、ベルトに飾りを付けるなどしてオシャレにしたつもりでも、それが看護の邪魔になってしまってはなんにもなりません。

 病院によっては、胸ポケットにチーフを入れる程度までは許されていますが、その場合も、さりげなくが原則です。何においても、やりすぎは見苦しいものです。常識の範囲内を心がけましょう。

ヘアスタイル

 身だしなみは、その人の第一印象を決定づける大事な要素。ですから、特に気を使う必要があります。ましてやナースは、いつも患者さんなどに見られています。頭から足まで、場にふさわしい身だしなみができるようにしましょう。

 染めたりパーマをかけたりと、人によってさまざま。でも職場では、あまり奇抜なものは避けたいものです。肩にかかるロングヘアは、邪魔にならないようすっきりまとめしょう。前髪も目にかからないよう短めに。

指先

 患者さんに直接触れるケアの多いナースは、指先まで気を配りたいものです。爪が伸びていたら、不快感を与えますし、患者さんを傷つけかねません。爪はいつも短く、汚れがたまらないようにしておきましょう。またマニキュアは、塗らないようにしましょう。

シューズ、ストッキング

 「オシャレは足元から」というように、足元も清潔にしておきたいものです。靴は動きやすくて足音が小さいものを選び、汚れがないよう日頃から手入れをしましょう。ストッキングは、たるみや伝線がないか、常にチェックを。

襟、名札、ボタン

 襟はきちんと、アイロンがきいていますか?名札は、曲がっていませんか?取れそうになったボタンなど、ありませんか?毎日着るものだから、ついチェックを怠りがちです。気を付けましょう。

女性としてだけでなく、社会人としてもメークは必要です

 大人の社会では「相手に不快感を与えない」ことが、大原則です。毎日、特に「好印象」を与えることが必要です。

 そのためにも女性として欠かせないのが、メークです。まったくのノーメークでは子どもっぽいし、顔に精彩がなく、寂しい感じ。これでは逆に「どこか具合が悪いのでは」と、患者さんに心配されてしまいます。

 女性の身だしなみというだけではなく、職場という公の場にいるときは、薄づきのファンデーションと、顔色をよく見せるチークや口紅くらいはするようにしましょう。最低限のメークは必要です。

 ただし気をつけたいのが、厚化粧や流行の派手なメーク。化粧は、慣れれば慣れるほど、濃くなっていくものです。アイメークやチーク、グロスなど、いかにもつけましたといわんばかりの濃さでは、かえって印象が悪くなってしまいます。それに白や淡い無地をベースにしたナースのユニフォームには、濃いメークは顔だけが浮き上がって見えて、アンバランスです。

 メークというのは、その人の自然なよさを、美しく引き出すもの。ユニフォームが清潔感を大切にしているように、メークも素肌を生かして、ナチュラルで透明感あふれる仕上がりを心がけましょう。それに、あなたの笑顔が加われば十分なのですから……。

香水やコロンなど職場ではつけない

 香水は、原則的に不可です。五感を使って患者さんの観察にあたらなければならないナースにとって、香水は邪魔になります。ただし、仕事が終わった後、オンとオフの気持ちの切り替えに使うのならば、病院を出る前に、サッとひと吹きが適量でしょう。

次回は、「エレガントな歩き方、座り方」をお話します。

(『新人ナースのための社会人マナーブック 失敗しない接遇とコミュニケーション術』2007年、アンファミエ刊.から改変利用)

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