【連載】ナースのための社会人マナー

【看護師のマナー】第16回 エレガントな歩き方、座り方

編集 ナース専科編集部

月刊「ナース専科」編集部

正しい歩き方で、高感度もアップ

ナースが顔をまっすぐ上げ、背筋を伸ばしてさっそうと歩く姿は、やる気に満ちあふれていて、見ているほうもすがすがしい気持ちになります。
たかが歩き方、と思うかもしれませんが、正しく歩けているかどうかで、他人に与える印象も違いますし、体調や体形も変わってくるのです。

それでは、正しく足を運ぶポイントを説明しましょう。

あごはやや引いて、10メートル先を見るようにします。そうすれば、自然に背筋もピンとなり、正しい姿勢が取れるはずです。
次に、両膝の内側をすらせるようにして足を運んでいきます。
このとき、足はまっすぐ伸ばし、両ひざがいつでも正面を向いているように。
そして着地は、かかとから。歩幅は、肩幅と同じくらいがベストです。

歩き方が悪いと、ひざや腰などに負担がかかるうえに、体形も崩れて見えてしまうもの。足早に、テンポよく歩きましょう。

座るときは、おなかと背中を引き締めて

いくらパンツ姿でも、電車やベンチなどで足を広げて座っていたら、一気に幻滅です。
このように、仕草の一つひとつに気を付けることは、座り方も例外ではないのです。

では、エレガントに見える座り方とは、いったいどんなものなのでしょうか。

座っているときは、おなかをキュッと締め、背筋をスッと伸ばすのがポイントです。
このとき、両足のひざ頭はピタッとつけ、太ももとふくらはぎの角度は90度くらいをキープしてください。

イスに座る場合は、ゆっくりと腰をおろしていきます。
お尻をそのままイスに落としたり、どっかりと深く腰かけるのは、やめましょう。

正しい食べ方ができるように、日頃から意識しましょう

いくら仕事の合間で忙しくても、見苦しい食べ方をするのは避けたいものです。
マナーの基本は「人を不快にさせないこと」。

病院内外を問わず、いつ、だれに見られても恥ずかしくない食べ方を身に付けたいものです。
食事をするときに気を付けておきたい点をいくつか挙げると、下記の通りになります。
さて、あなたは大丈夫でしょうか?

美しい食事の仕方

■箸は正しく持っていますか?

人差し指と中指に親指をそえて、上の1本を持つようにします。
持つ位置は八文目くらいのところを。下すぎると子どもっぽく、上すぎるとキザっぽくなってしまいます。

■肘をついていませんか?
ラクだからといって、テーブルに肘をつけたまま食事をするのは、行儀がよくないのでやめましょう。

■音を立てていませんか?
噛むときに、クチャクチャと音を立てたり、舌つづみを打つ人がいます。
本人は無意識かもしれませんが、同席している人にとっては不快そのもの。
口に物が入ったまましゃべるのは、もってのほかです。きちんと口を結んで食べましょう。

■箸を持ったまま、片手で器を取っていませんか?
器を取るときは、いったん箸を置いてから、両手で取るようにします。
このとき、くれぐれも器は引きずらないように。

■食べ残したものはどうしますか?
魚や肉など、食べ残してしまったものは、お皿のすみに寄せましょう。

以上が、普段の食事のなかで心がけておきたい、基本的なマナーです。
この応用編として、懐石料理やフランス料理でのマナーについても学んでおきましょう。

次回は、「冠婚葬祭のマナー」をお話します。

(『新人ナースのための社会人マナーブック 失敗しない接遇とコミュニケーション術』2007年、アンファミエ刊.から改変利用)

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