お気に入りに登録

【連載】Dr.パクのドタバタ離島医療奮闘記

第2回  島医者、新しい職場で自分の医療レベルを見直す

執筆 朴 大昊(ぱく てほ)

鳥取大学医学部地域医療学講座 助教

Np drpaku pic

看護師は夜勤のラウンドや訪問看護など、患者さんの健康状態を確認する機会が多くありますが、患者状態を適切に判断するためには、プライマリ・ケアの技術が大いに役立ちます。

本連載では、拠点病院などによる後方支援を期待できない土地で、医療・検査機器などもない患者宅で医療を提供する「へき地医療」を通じ、“究極のプライマリ・ケア”と地域医療の実際を解説します。


「お前の医療レベルがその島の医療レベル」

この言葉は沖縄の島医者たちに受け継がれる温かい(?)格言で、私も沖縄本島で研修しているときは何度も言われながら必死で研修していたものです。

こう見ると残酷なようですが、実際離島では私以外医師はいません。診療所は私(医者)1人と看護師1人と事務員1人の3人チームです。

診療所の写真

診療所は島の集落の中心部にあって、レントゲン、エコー、血液ガス、顕微鏡、心電図、除細動付きモニターがあり、経過観察用にベッドが2つほどありました。

>> 続きを読む