【連載】ナースのための社会人マナー

【看護師のマナー】第18回 近所づきあい

編集 ナース専科編集部

月刊「ナース専科」編集部

常に隣の人がいることを心がけましょう

新社会人になったのをきっかけに、親元を離れて寮やアパートに住み始める人も多いはず。

ここで気を付けたいのは、なんといっても近所とのコミュニケーション。
特に寮の場合は、壁をへだててすぐ向こうは隣の部屋なので、お互いが快適に生活できるように、それぞれ気配りが必要です。

夜に友達を呼んで大騒ぎをしたり、音楽をガンガン鳴らすのはもってのほか。
確かにあなたの部屋ですから、いつ、何をしようと、あなたの自由かもしれません。
でも、隣の人は疲れて眠っているかもしれません。あなたと違った生活をしているということを、常に頭に入れておきたいものです。

とはいえ、ただ隣近所の人に迷惑をかけないようにしていればいいわけではありません。
玄関の前でバッタリと顔を合わせたら、挨拶くらいは交わしたいものです。
何でもないようなことですが、実はこれが近所づきあいの鍵を握っています。

「あの人は挨拶もロクにできない」と陰口をたたかれずに済むのもそうですが、いちばんの効果は、挨拶をすることによって、相手もあなたに心を許すようになることです。
こうしておけば、万が一大きな音が聞こえてきても、それが心を許している人なら、ある程度は我慢できるというわけです。

こんなときはどうしますか?

■宗教や通販、特定の団体への寄付を頼まれたとき
たとえあなたが関心をもってなくても、近所の方なので断りづらいもの。
でも、やんわりと、しかしきっぱり断っておくのが大事です。

■宅配便を預かってもらったとき
預かってもらった荷物の中身にもよりますが、ちょっとした食べ物だったら、おすそ分けをしましょう。

引っ越しの挨拶

マンションの場合は、自分が暮らす部屋の上の階の人、および下の階の人、そして両隣と管理人さんに、挨拶をしましょう。

挨拶回りの際、500円くらいの品物(タオル、石けんなど)を添えて。きちんと自分の名前を記しておきましょう。
一戸建ての場合は、昔からいわれているように、向こう三軒両隣に挨拶を。時間帯も午前中にしましょう。

荷物を預かってもらったら

荷物を預かってもらった場合は、すみやかに取りに行き、お礼を言いましょう。

果物などの食品の場合、特に荷物の中身が見えているときは、おすそ分けをするのも礼儀のひとつです。
ただし、頻繁に荷物が届く場合や、通販などで商品を購入するときは、できるだけ日時指定の手配をすることも大切です。

苦情の述べ方

騒音がする、夜遅くの洗濯……など、人によって気になることは違いますが、明らかに日常生活に支障をきたす場合は、苦情を言ってもかまいません。

身なりを整え、的確に。いきなり怒鳴り込むのではなく、あくまでも低姿勢でお願いをしてみましょう。それでも変わらないようなら、不動産管理会社など第三者を通して、交渉をしてみましょう。

苦情を受けた場合

苦情を受けると、つい感情が高ぶってしまうものですが、まず、相手の言い分を冷静に聞きましょう。

そして相手の言い分が正しいのか、または、まったくの誤解なのかをきちんと見極めましょう。
自分が悪い場合は、その場で誤ります。苦情の原因があずかり知らないことであるならば、やはり第三者を介して問題を解決しましょう。

ゴミの出し方

地域によって、分別するゴミの種類は違いますが、決められた時間、決められた日、地域ごとの分別の仕方を守り、周囲に迷惑をかけないようにしましょう。

朝起きられないからといって、前日の夜にゴミを出すのはマナー違反。
夜中に猫やカラスなどに乱されかねません。近隣の人とお互いに心地よく暮らすためにも、最低限のゴミ出しマナーは、守るようにしましょう。

知人宅に宿泊する場合

どんなに親しい人の家でも、洗顔セットや歯ブラシ、ハンドタオル、パジャマなどは持っていくようにしましょう。
高額でなくて構わないので、手土産を持っていくことも忘れずに。

また就寝や起床など、相手の生活リズムに合わせて、行動しましょう。お風呂や洗面所など、使用した後は、汚れを残さないなど、「親しき仲にも礼儀あり」を心がけて。

(『新人ナースのための社会人マナーブック 失敗しない接遇とコミュニケーション術』2007年、アンファミエ刊.から改変利用)

ページトップへ